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書誌
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2002−282290(P2002−282290A)
(43)【公開日】平成14年10月2日(2002.10.2)
(54)【発明の名称】負圧式陰茎勃起器具及び装置
(51)【国際特許分類第7版】
A61F 5/41
【FI】
A61F 5/41
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2001−83424(P2001−83424)
(22)【出願日】平成13年3月22日(2001.3.22)
(71)【出願人】
【識別番号】501116860
【氏名又は名称】奥村 正志
【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区弥富ヶ丘町1−4−3
(72)【発明者】
【氏名】奥村 正志
【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区弥富ヶ丘町1−4−3
(74)【代理人】
【識別番号】100065525
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 堅太郎 (外2名)
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098 AA05 EE01 EE03
要約
(57)【要約】 (修正有)
【課題】苦痛を伴なわずに長時間勃起を維持し、器具の装着中に必要に応じて締付度を調節できる負圧式陰茎勃起器具及び装置を提供する。
【解決手段】伸縮可能な弾性体から成る所定幅を持った筒状体の両端面に、夫々対称的に外方へ向かって舌片を取付け、該舌片を筒状体内方へ折曲げた陰茎締付適合体1を用意し、更には当該筒状体の外周面に弾性体から成る適宜締付強度を有するOリングを安定させる座を設けて、所要のOリングを嵌着させる陰茎締付強度調節可能な陰茎締付適合体を設け、又、前記舌片の一方の先に、クリトリス接触片を付加取換え可能な構成とし、一方、陰茎勃起用真空ポンプ付シリンダーの開放端内側に、陰茎の径よりも狭い口径を有する弾性体から成る陰茎密閉環を取付け、当該シリンダーの開放端外方に前記陰茎締付適合体を嵌着した装置。

請求の範囲
【特許請求の範囲】
【請求項1】 伸縮可能な弾性体から成る所定幅を持った筒状体の両端面に、夫々対称的に外方へ向かって舌片を取付け、該舌片を筒状体内方へ折曲げた陰茎締付適合体からなる負圧式陰茎勃起器具。
【請求項2】 特許請求の範囲1の器具において、筒状体の外周面に弾性体から成る適宜締付強度を有するOリングを安定させる座を設けて、選択的にOリングを当該座に嵌挿して締付強度を調節可能にした負圧式陰茎勃起器具。
【請求項3】 特許請求の範囲第1項及至第2項において、クリトリス刺激体の舌片の先に、クリトリス接触片を付加取換え可能な構成とした負圧式陰茎勃起器具。
【請求項4】 陰茎勃起用真空ポンプ付シリンダーの開放端内側に、陰茎の径よりも狭い口径を有する弾性体から成る陰茎密閉環を取付け、当該シリンダーの開放端外方に特許請求の範囲第1項及至第3項の器具を嵌着して成る負圧式陰茎勃起装置。
詳細な説明
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陰茎の勃起不十分乃至不能者の負圧式勃起機能助勢器具及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】男女間の性機能に伴う器具装置の発明は、公表された特許等には宗教的な観点からか、昭和年代では僅少だったが、平成年代に入って豊かな食糧事情と交通機関の発達による運動不足の影響による糖尿病患者の増加、或いは近代の多忙化による業務ストレス、更には高齢化の急速な進展乃至生殖臓器の摘出手術等により、インポテンス者が増加の傾向にある。
【0003】これらの社会的環境に対して医学的見地からも関心が高まり泌尿器学会、インポテンス学会等において学術報告がなされ、平成年に入って次第に特許,実用新案の出願件数も増加し、非負圧式,負圧式共に出願が多くなってきている。
【0004】今ここで負圧式のものに注目してみると、たとえば以下のようなものがある。
A.USP No.4856498VACUUM GENERATING AND CONSTRICTIONAPPARATUS FOR AUGMENTING MALE POTENCY (男性精力増強のための真空締付け器具)
B.特開平3−295553号
陰茎を勃起させて勃起した状態を維持する装置C.特開平5−131009号
ペニスを勃起させ且つ維持する折り畳み可能な装置D.特公表平5−507218号
負圧式勃起装置E.特開平11−137587号
陰圧式陰茎勃起補助具F.実開平4−120720号
男性器勃起補助器具G.実開平5−86313号
陰茎勃起補助具H.実開平6−13816号
陰茎勃起補助具I.実開平6−63019号
医療用ペニス膨張装置J.実開平6−70710号
勃起補助器具K.実用新案登録第3017360号
男子性器の血液集中補助装置L.実開平7−17215号
真空ポンプ式吸引器の開口部並びに付属部品これ等のものは、負圧によって陰茎海綿体内に血流を充満して陰茎を勃起させ、ある程度その状態を維持するものとされているが、苦痛を伴わずに長時間勃起を維持し、器具を装着中でも必要に応じて締付度を調節可能とし、更には相手パートナーに喜びを与える点において十分とは言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の負圧式陰茎勃起器具及び装置は、上述の如く、陰茎勃起手段において、苦痛を伴わずに長時間勃起を維持し、器具を装着中も必要に応じて締付度を調節する点において不満足であり、且つ相手に喜びを与える点については考慮を払われていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題を解決すべく、試作、研究を重ねて改善したものである。
【0007】すなわち、この発明は、伸縮可能な弾性体からなる或る幅を持った筒状体の両端面に、夫々対称的に外方へ向かって舌片を取付け、該舌片を筒状体内方へ折曲げた陰茎締付適合体を用意し、更には当該筒状体外周面に弾性体からなる適宜締付強度を有するOリングを安定させる座を設けて、所要のOリングを嵌着させる陰茎締付強度調節可能な陰茎締付適合体を設け、更にはクリトリス刺激体に取換え可能なクリトリス接触片を付加し、一方、陰茎勃起用真空ポンプ付シリンダーの開放端内側に、陰茎の径よりも狭い口径を有する弾性体から成る陰茎密閉環を取付けて、当該シリンダーの開放端外方には前記の陰茎締付適合体を嵌着した装置を開発したもので、身障者、高齢者、手術により陰茎勃起機能を喪失した人、ストレス等の心因機能によるインポテンス者等の人々の陰茎勃起不能乃至不完全勃起機能を、精神作用とは無関係に物理的に勃起させ、且つ長時間維持可能でしかも苦痛を伴わず、締付強度の調節が容易で、更に女性の感度を良くし、夫婦生活をエンジョイし、家庭円満、男性に自信をつけて、人生を明るくし、業務に張りを持たせて、社会貢献に精を出せるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1(1a,1b,1c)は夫々使用状態の陰茎締付適合体1を示すもので、1aは筒状体2の外周面にOリング3を安定させる座4を有しないもの、1bは1aの変形で、1aのクリトリス刺激体6を舌片状から豆状に変えたもの、1cは座4を有するものを示す。
【0009】陰茎締付適合体1は、伸縮可能な弾性を有する板たとえばゴム板から成り、実施例では幅4b15mm、内腔部は長径4c26mm,短径4d8mm,肉厚1〜2mmとして、弾性体から成るOリング3を安定させる座4は、リブ4a・4aから成り、その間隔は4mm程度とする。
【0010】図2,図3,図4は夫々陰茎締付適合体1の正面図,平面図,右側面図を示し、5は陰茎支持体、5dは陰茎支持体舌片、6は女性のクリトリス刺激体、6dはクリトリス刺激体舌片で、図例では陰茎支持体5の幅5aは24mm、長さ5bは37mm、厚さ5c1は1mm、中程の厚さ5c2は2mm、クリトリス刺激体6の幅6aは24mm、長さ6bは33mm程度、厚さ6c1は1mm、中程の厚さ6c2は2mm程度とする。舌片5d,6dは先細の舌形状にする。図7において、Oリング3は数種類用意し、例えば内径3a15mm、径dを1mm,1.5mm,2mmとする。
【0011】陰茎締付適合体1の使用態様は、舌片5d,6dを筒状体2の内方へ折曲げて、反対側の端面に出し、図1に示すように1a,1b,1c形状とする。
【0012】締付強度は個人差があるので、Oリングなしで使用できる場合は陰茎締付適合体1a,1bを使用し、一般に締付強度調節可能とするために各種サイズのOリングを使用する場合には締付強度適合体1cを使用する。
【0013】図5はシリンダー7と、その開放端部に設定された陰茎締付適合体1と、陰茎密閉環8の組付状態を示し、中心線上半部は端面を、下半部は断面を示す。
【0014】陰茎締付適合体1は、シリンダー開放端側にクリトリス刺激体6を、反対側に陰茎支持体5がくるようにして、シリンダー7の開放端に潤滑剤ゼリー等を塗って、弾性に抗して拡開してパチッと嵌め込む。
【0015】陰茎密閉環8は予めシリンダー7開放端内面に切込まれた溝7a内に、突起8bを嵌着して固定する。8cは勃起する前の陰茎径がかろうじて通過する程度の内径で、8aは柔軟な環状壁で、真空ポンプ9でシリンダー内を負圧にする際の外気流入阻止壁体である。
【0016】図6は陰茎密閉環を示し、図7はOリング、図8はクリトリス刺激体におけるクリトリス接触片図、図9は陰茎勃起装置全体図を示す。
【0017】次に、この発明の実施態様を示す。図9において、シリンダー7の開放端に図5に示すように、陰茎締付適合体1,陰茎密閉環8,必要に応じてOリング3を装備し、真空逆止弁付カップ10を介して真空ポンプ9に接続し、装置の準備態勢を作る。
【0018】次にシリンダー7の開放端に取付けられた陰茎密閉環8の開孔8cへ陰茎の亀頭を当て、真空ポンプ9を作動して、シリンダー7内を負圧に導くと、亀頭は陰茎密閉環開孔8cを押しのけてシリンダー7内へ吸引され、ポンプの作動に比例して次第にシリンダー7奥深く入り込み、陰茎海綿体内に血は充満して陰茎は勃起する。ポンプ操作はゆっくりと間隔をおいて行い、略5分以内で十分の大きさになる。かくして所望の大きさに陰茎が勃起したら真空ポンプの操作を止めて、陰茎の根元へ陰茎締付適合体1を摺動してシリンダー7から外して移動させ、シリンダー7から陰茎を抜出す。
【0019】すると、陰茎締付適合体1は、陰茎の根元部分で陰茎を緊締し、血液の逆流を阻止して勃起状態を維持する。
【0020】尚、この場合、陰茎締付適合体は、血流を完全に遮断せずに、少量流れていて、体に悪影響は及ぼさない。
【0021】実験によれば、この持続時間は1時間は優に持った。
【0022】尚、陰茎への緊締度を選択したい時は、適当なサイズの0リングをOリング座4から今のOリングを外して新しいOリングを嵌め直せばよい。
【0023】かくして、陰茎勃起後、陰茎を女性性器に挿入すると、クリトリスにクリトリス刺激体が当り、一方陰茎支持体5が陰茎下部に接触して陰茎を支持して、快適な性行為を行うことができ、女性に快感を与えると共に、男性ペニスも根元でしっかりと保持されて苦痛を伴わず、長く行為を持続できる。
【0024】ここで、女性の快感を増加させる手段としては、図8に示すように、クリトリス刺激体6の舌片の先に切込6dを設けて、図8のクリトリス刺激片12a,12b,12cに例示するように軟質で柔らかな材料、例えば表面がコンニャク状のような材質で作ったクリトリス接触片を着脱可能に嵌着して使用するとよい。
【0025】尚、真空ポンプは公知のように、それ自体で身体のうっ血部へ真空逆止弁付カップを当てがい、悪血を吸い出して行う吸い玉健康法に使用できる。
【0026】
【実施例1】膀胱ガンのため膀胱を切除した80才の男性で、精神的に勃起能力を失ったが、この発明器具,装置を使用して、精神に関係なく物理的に陰茎を勃起できて、持続時間は1時間あり、何等苦痛なく性交が十分でき、行為後器具の取外しも潤滑剤(ゼリー)を使用して陰茎勃起締付適合体の端面に指を入れて、ゴム状弾性体を延ばすことにより容易に取外せられた。
【0027】
【実施例2】前立腺ガンのため、前立腺と睾丸の一部摘出手術を受けた男性(62才)が、この器具装置を用いて、勃起機能を全く喪失しているにも拘らず、円満に夫婦生活をすることができた。
【0028】
【発明の効果】1.従来の細幅のリング状のものは、シリンダーから外してペニスへ嵌着するとき、皺になったり紐状になって形が崩れ変形したり、堅くなったりしてペニスに喰込んで痛みを伴ったが、筒状体2を広幅にして、且、輪形の筒状体2の中に扁平板状の陰茎支持体5とクリトリス刺激体6を挿入したため、シリンダー7から陰茎締付適合体1を、ずらして陰茎へ嵌着するとき、薄目の弾性筒状体(ゴム板様)2が変形せずに、スムーズに落とし込んで、広幅にしたことにより、喰込みの痛みはなく嵌着できるようになった。
【0029】2.又、陰茎締付適合体1をペニスから外すとき、指を弾力性のある筒状体2の中に容易に挿入できて簡単に外すことができる。
【0030】3.陰茎支持体による陰茎のサポートによって、長時間使用しても苦痛を感じない。(従来の物は締付けがきつくて痛くなり長時間の使用には不向き。)
4.ペニスを挿入後、クリトリス刺激体によって女性の感度を良くする。
【0031】5.身障者、高齢者及び勃起神経を欠如した人でも可能。
【0032】6.長時間勃起維持可能。
【0033】7.締付用Oリングの選択により、ペニスの大きさに応じて締付強度調節可能で、嵌着後でもできる。
【0034】8.物理的に5分位で完了し、楽にできる。
【0035】9.勃起ペニス内の血流は完全に止まったのでなく、部分的に流れているので健康的で苦痛を伴わない。
【0036】10.男性に自信がつく。
【0037】11.夫婦生活をエンジョイでき、家庭が円満になる。
【0038】12.男性の人生が明るくなり、業務に張りが出て精が出せる。
【0039】13.吸引具は公知のように、別途切離して、吸い玉療法として悪血を吸出し、きれいな血液や気の通りを良くして身体の自然治癒能力をつけて健康にすることが可能。
図の説明
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の陰茎締付適合体
【図2】Oリングを嵌着させる陰茎締付適合体の正面図
【図3】Oリングを嵌着させる陰茎締付適合体の平面図
【図4】Oリングを嵌着させる陰茎締付適合体の右側面図
【図5】シリンダーの陰茎挿入端部分の拡大断面図
【図6】陰茎密閉環
【図7】Oリング
【図8】クリトリス刺激体の先につけるクリトリス接触片図
【図9】陰茎勃起装置全体図
【符号の説明】
1 陰茎締付適合体
2 筒状体
3 Oリング
4 Oリング座
5 陰茎支持体
6 クリトリス刺激体
7 シリンダー
8 陰茎密閉環
9 真空ポンプ
10 真空逆止弁付カップ
12 クリトリス接触片
図面
【図2】

【図3】

【図6】

【図1】

【図4】

【図5】

【図7】

【図8】

【図9】
